転職活動でカジュアル面談をしていると、最近のホットなAIについての質問は何度も飛んできます。「AIがどんどん伸びてますけど、これからどんなキャリア描いてます?」「デザイナーとかエンジニアとか、職能の境目もう薄くなってますよね、何を強みにしますか?」みたいなやつです。
何回か答えているうちに、自分の中である結論みたいなものができてきました。AIがあろうとなかろうと、好みの部分にはあまり関係ないんじゃないか、という話です。
音楽も小説も、僕は作らない
AIで音楽が作れます、小説が書けます、みたいな話ありますよね。でも自分はやりませんでした。ツールがないからじゃなくて、単純に興味がないからだと思います。
実際にAIで音楽を作っている人はいるし、AIで小説書いてます、みたいな人も見たことがあります。でも自分はそっち側に行きませんでした。必要に迫られて楽曲素材の生成とかコピーライティングを頼むことはあっても、本気で音楽や小説に向き合うことはありません。
これは敷居の低さやAIの性能とは関係なくて、単に僕がその分野に興味がないというだけのことな気がします。当たり前といえば当たり前なんですけど。
自分が興味あるのはビジュアルとプロダクト
じゃあ何に興味があるかというと、ビジュアルをどうプロダクトとしてまとめきるかとかです。企画、ユーザーインタビュー、デザイン、実装、リリース後のPDCA、マーケティング。プロダクト開発の全工程に、なんだかんだ興味が持てます。
これが多分、個人開発を続けている理由でもあります。全部自分でやりたいというより、全部にちょっとずつ興味がある、という感じに近いです。
AIは足し算じゃなくて掛け算
ここで思うのが、AIって足し算じゃなくて掛け算のタイプだな、ということです。
音楽制作の敷居がAIでどれだけ下がっても、僕の「音楽に対する興味」も「やろうという意思」もほぼゼロなので、ゼロに何を掛けてもゼロです。逆にプロダクト開発みたいに元から興味があるところにAIが乗ると、そこは掛け算で伸びている感覚があります。
Web制作会社にいたときも、プログラミングにガンガン触れられる環境なのに「デザインは好きだけどフロントエンドは興味ない」という人は普通にいました。AIで敷居が下がっても、興味がなければやっぱりやらないもので、これはもうその人の興味関心の話なんだと思います。
薄く広く、取っ掛かりだけ持っておく
なので今後大事になるのは、自分の興味がある分野について、自主的に薄く広く知識をつけておけるかどうかなんじゃないかと、ふんわり思っています。
キーワードとなるプロンプトをAIに投げられるところまで持っていければ、そこから先はAIがバフをかけてくれて、以前ならプロ級と言われたレベルまで持っていけそうな感覚があります。逆にその取っ掛かりが、AIに指示するのが一苦労って感じです。
これは「誰にも負けない強みです!」という話ではもちろんないんですけど、プロダクト開発の全工程に興味を持って自分から手を動かしてきた、というのは自分の中で自信を持って言えることではあるなと、面談を重ねながら思うようになりました。
